二胡数字譜についての雑感

 テレビの青汁ジュースのコマーシャルで「まずい!もう一杯!」と言うのがありました。本ブログ「二胡の数字譜の作り方」シリーズも「退屈なテーマだ!もう一章!」とばかりに、初級者の移調について懲りもせず、話をもう一つ追加します。
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(中国で購入し、持ち帰った黒檀と老紅木の二胡。楽器は上等だが持ち主の腕は悪い)

  作曲者は自分の想いを五線譜に表現されるのでしょう。十人十色、その結果ト長調とか変ロ長調など十数種類もの、調の曲が出てくるのも何となく頷けます。

 でも二胡の数字譜を見ていると素人ゆえの、ある疑問がわいてきます。二胡は中音域から高音域にかけての2~3オクターブをカバーする楽器と言われています。だから低音域を含む曲は中音域へ移調しなければ弾けません。しかし元の調のままで、1オクターブ移動すると高音になりすぎるので、別の調に換えたりされます。つまり、一つの曲で調やキーは色々と換えて演奏できます。

 と、なると調とは一体、何なのか?また作曲者が自分のイメージを託した曲の調が変わってしまっていいのかと、何か変な気もします。
 それに色々な調やキーに変えた曲を聴くと、音程は合っていても、それぞれ何か感じが違います!どんな移調が一番よいのでしょうか(初級者は余分なことを考える閑が有るのなら練習に励みなさいと言われそうですが・・・)。

 また以前に、中国ではじめて二胡を手にしたときの教則本は、移動ドであり、調はD調に始まって六つの調(A、♭B、C、D、G、F)の練習曲がのっていました。
六つの調、六つのポジション!これではオジさんにはきつい、そんな気分でやや意気消沈でした。そして帰国して固定ドの教則本に出会ったときは、これこれ!と思ったものです。
しかし日本での老師(先生)も移動ド(六つの調)を採用します。固定ドなどでは、二胡の持ち味は十分に発揮できないとのそぶり。これも初級者には、そんなものかと思うほかありません。(楽譜も数字譜よりも、五線譜の方が音程が直感的に分かりやすいように思えますが・・・)
 慣れだけの問題でしょうか?

 ただ感じられることの一つに、何調であれ、聴いて二胡がよく似合う曲と、そうでない曲があるな~と言った思いはあります。それと元々、中国の楽器である二胡は中国やペルシャ風の曲が合うのでしょうか?よく分かりませんが1オクターブに5つの音(5階調)が二胡に合うとも聞きます。
そう言えば何となく、5階調のF調の曲はF調のポジションで弾くと、弾きやすいような気がします(えらそうなことを言って、実は数曲ぐらいしか知りませんが)。

 むつかしい音楽理論は趣味のオジさんには「猫に小判」、ともかく六つの調に慣れなければ!いや六つの調でも多いので、三つの調ぐらいに移調、集約(D、G、F調)したい気分です!邪道でしょうか?

                                   凡夫HY

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